ウォーターサーバーを自分で簡単メンテナンス!~おいしい水を飲むために~
安全志向が強くなった現在、ウォーターサーバーの導入率は年々飛躍的に伸びています。自宅でおいしく、安全なお水が飲めるウォーターサーバーは本当に便利なマシンですよね。
メーカー側も新鮮なお水を清潔に飲み続けられるための工夫を細部に凝らしていますが、やはり毎日使用するものである以上、日々のメンテナンスはしっかり行いたいものです。
今回は自宅で行うメンテナンスのポイントをおさらいしましょう。
メーカーの内部メンテナンスだけじゃダメなの?
ほとんどのウォーターサーバーでは、年に1回、もしくは2年に1回などのスパンで内部メンテナンスをしてくれます。日々の使用で消耗した、細かいパーツの交換や洗浄殺菌処理といった自分ではできない部分をまとめてやってくれるサービスです。
もちろん、専門家が行うメンテナンスですから完璧な状態で戻ってきますし、またきれいなウォーターサーバーを使うことはできますが、問題は年に1回、2年に1回という期間と、日々の外部的なメンテナンスは自分で行うしかないということです。
>蛇口付近や受け皿などは、常に水にさらされる部分なので、マメにお手入れをしないとあっという間に汚れてしまいます。メーカーのサービスでやってくれる定期メンテナンスだけでは、清潔なウォーターサーバーの運用は不可能です。
自宅でやるべきメンテナンス4つのポイント!
それでは本題。各家庭で簡単に実践できる日々のメンテナンスを紹介したいと思います。ウォーターサーバーがいくらきれいで新鮮な水を使っているからと言って、使いっぱなしで放置してしまえば細菌や水あかなどが生まれてしまいます。
しっかりと手入れはしていきましょう。意識的には毎日のお掃除のついでに行うという感じで良いと思います。
蛇口付近
コックも含めた蛇口付近というのは、もっとも手が触れる機会が多く、水にもさらされる部分です。ウォーターサーバーの中でも細菌や汚れが付きやすい箇所なので、お水の質を大幅に損なう可能性があります。念入りにお手入れをしていきましょう。
蛇口付近は毎日こまめに水気を拭き取ることと、週に1度くらい台所用のアルコール洗剤で消毒できればより安心して使用することができます。
受け皿
蛇口下にある受け皿も、蛇口からこぼれる水滴がたまっていくため極力清潔にしておいてください。放置すると細菌やヌメリなどが発生してしまうこともあります。
受け皿は取り外しができる部分なので、台所用洗剤で洗い、よく乾かした上で再度ウォーターサーバーに設置するようにすると良いと思います。
本体の背面部分
ウォーターサーバーの背面には、冷却装置が組み込まれているタイプもあるなど、ホコリがたまりやすい部分になります。電源コード付近もまめに掃除をしないとすぐに汚れてしまうので気を付けましょう。
この清掃の目的は主にホコリ取りですから、自宅用掃除機を使うと効果的です。頻度としては、月に1回くらいで問題ないです。
電源コード周辺の作業になるため、お手入れをする際には必ずコンセントからプラグを抜いて行うようにしてください。
全体の拭き掃除
最後にウォーターサーバー本体の清掃です。本体の外側はお水の質そのものに影響を与えるわけではありませんが、定期的に磨くことでより清潔に気持ちよく使用することができます。
1週間に1回ほど、湿らせたスポンジで表面の汚れをきれいに取り、仕上げに乾いたタオルなどでしっかりと水気を拭きとってください。
ここでも台所用洗剤を使用することは可能ですが、洗剤が残ることのないように拭き取ることが大切です。
自動クリーン機能搭載ならより安心!
外部的なメンテナンスは自分で行うとして、内部メンテナンスが年に1回、もしかしたら2年に1回というのは少し心もとない気もします。
そこで注目なのが、今はやりの内部自動クリーン機能を有しているウォーターサーバーです。ウォーターサーバー内に取り込む空地を事前にクリーン化するシステムや、蛇口付近にあらかじめ抗菌処理が施された素材を使用しているものもあります。
また、1日に1回熱水を循環させることでサーバー内の衛生環境を保つ「加熱型クリーンシステム」を搭載している機種も増えてきました。
熱水循環洗浄の所要時間は、平均で3時間~4時間と若干時間を要しますが、毎日清潔な水を飲むことができると考えればぜひ利用したい機能です。日々のお手入れとサーバー自体の自動クリーン機能で、中も外もきれいな状態で使用できれば最高ですよね。
自動クリーン機能があるウォーターサーバーはこちら!
コスモウォーター/smartプラス
基本的に、ウォーターサーバーは外気を内部に取り入れることで水が出せる仕様となっています。ただ空気中には目に見えないホコリや雑菌が漂っているので、そのままの状態だとタンク内の水に混じってしまいますよね。
そこでコスモウォーターが独自に開発したのが、「クリーンエアシステム」です。これは、「取り込んだ外気をフィルターに通すことでキレイな空気へと変え、雑菌で水が汚れてしまうのを防ぐ」というもの。この機能のおかげで、タンク内の水を衛生的に保つことが可能となっています。
また48時間ごとに熱水を内部循環させてタンク内を消毒する「クリーンサイクルシステム」も搭載。ふたつの自動クリーニング機能による衛生管理のおかげで、業者によるメンテナンスや、製品の交換が不要な点も注目したいところです。
フレシャス/dewo
フレシャスdewoには、水をウォーターサーバー内に循環させる「オートピュアキープシステム」と呼ばれる自動クリーニング機能が搭載されています。
熱水ではなく常温の水を使用するため、クリーニングにかかる時間はわずか3分という驚きの短さ。クリーニングの頻度は5日に1回、電源プラグを電源に差した時間に開始される仕様になっています。任意の時間に作動させたい場合は、その時間帯に1度電源プラグを抜き差しする必要があります。
ちなみにdewoには30日に1度手動でクリーニングを行う「フレッシュモード」も備わっているのもイチオシポイントです。「クリーニングの期間があきすぎて作動させるのを忘れそう・・・」と思う方もいるかと思いますが、その心配はいりません。
30日ごとにFRESHランプが点滅してお知らせしてくれるので、毎月欠かさずメンテナンスを行っていけるはずです。
富士の湧水
安心の国産サーバーである富士の湧水のウォーターサーバーには、週に一度サーバー内部を高温水が循環し、衛生的に保つ「高温循環機能」が搭載されています。
富士の湧水の天然水は、「食品安全マネジメントシステム規格ISO22000」「食品安全の最高位規格FSSC22000」の認証を受賞した、徹底した衛生管理のもとでボトリングされています
その最高品質の天然水を最後までおいしく飲めるようにと開発されたD-パックを採用するなど、水の衛生面や品質を守るための取り組みがされています。
おわりに
いかがでしたか?今回は自分で簡単に行えるウォーターサーバーのメンテナンス方法を紹介しました。自動クリーン機能をはじめ、最近のウォーターサーバーは清潔に使用できる仕掛けがたくさん施されていますが、それでも日々のお手入れをしなければ完璧とは言えません。
ぜひ紹介したやり方を参考に毎日のセルフメンテナンスを実践してみてください。