硬度の高い水は身体に負担？軟水と硬水が身体に与える影響

皆さんは普段飲むお水の硬度を気にしますか？日本には軟水が多く、海外の水には硬水が多いなどの傾向も見られ、気にしてみるとおもしろいものですよ。

近頃ではダイエット効果やデトックス効果を狙って海外のミネラルウォーターを購入する人も増えてきました。しかし硬度が高すぎる水は身体に負担なのでは？という疑問を持っている人も多いようですね。

今回は軟水と硬水の違いや、硬水が体に与える影響と、それぞれのメリットをご紹介したいと思います。

軟水or硬水はどのように区分される？

ミネラルウォーターのラベルを見てみると、細かいミネラル成分の表記、そして硬度が記載されています。この硬度こそが軟水と硬水を分ける基準です。

硬度は1Lの水に含まれているカルシウムイオンとマグネシウムイオンの量で決まります。含有量が少なければ少ないほど軟水、逆に多ければ多いほど硬水です。

ちなみに具体的な数値基準は国によって違います。以下に世界の一般的な基準と日本の基準を比較してみました。参考にしてみてください。

気にしすぎるほどではありませんが、硬水が身体に与える影響というのはたしかにあります。どのようなメカニズムなのか見てみましょう。

硬水には多くのカルシウムとマグネシウムが含まれているため、それらを処理する器官である腎臓には多少なりとも負担がかかります。

健康な人であれば問題はありませんが、腎臓に障害を持っている人は過剰なカルシウム分をろ過できず、かえって毒になってしまうので要注意です。

またマグネシウムは「胃腸を刺激して活性化する」、「便を柔らかくする」などの作用もあることから、過度に摂取することで下痢を引き起こしてしまうなどの懸念もあります。よく、便秘になりがちな人が硬水を飲んで対策を図るという話を聞きますが、これはマグネシウムの効果として理にかなっていると言えるでしょう。

日本では地形や地層の影響から、全国のおよそ9割以上の水道から軟水が出ます。

つまり日本人が慣れ親しんでいるのはあくまで軟水なのです。負担がかかるというのは、育った水が軟水であることも大いにあるかもしれませんね。

これまでは軟水と硬水の違いや、硬水が身体に与える負担を述べてきました。

ここでは、それぞれに存在するメリットを掘り下げてみたいと思います。ぜひ状況に合わせて使い分けてみてください。

飲水としての軟水は、さっぱりした飲み口と口当たりの柔らかさが特徴で、後味もすっきりしているため美味しいと感じる人が多いと思います。

また含んでいるミネラル分が硬水よりも低いので、独特の風味がなく、料理や炊飯にも適しています。出汁をとったり、煮炊きをしたりする際に軟水を使用すれば、食材の旨味成分を上手に引き出してくれるでしょう。

飲水としての硬水は、しっかりとした飲みごたえを感じるのが特徴で、人によっては味が苦手で飲みにくいと感じることもあります。

ですが硬水はミネラル分が豊富であるため、継続して摂取することによって基礎代謝量を上げ、脂肪を燃焼しやすい身体にする、脂肪の吸収を抑える、などの効果が期待できます。

運動をした後も汗をかくことで多くのミネラル分が流れますから、硬水を摂るのがよいとされています。

硬水は硬度（カルシウムやマグネシウムの含有量）が120~180mg/Lの水のことをいいますが、硬度が60～120mg/Lの水は「中硬水」と呼びます。
日本のウォーターサーバーで硬水を取り扱うメーカーはほぼありませんが、中硬水だと取扱があります。

ペットボトルだと、ボトルのゴミが多くなったり、スーパーから水を運ぶのが大変だったりするため、ウォーターサーバーがオススメです。

下記で、中硬水が飲めるウォーターサーバーをご紹介します。

ウォーターワンの「島根の天然水」は硬度が90mgで、当サイトでご紹介しているウォーターサーバーの中で最も硬度が高いです。

豊かな自然の森林と、良温泉地帯・花崗岩層がある島根県浜田市が水源で湧き水の甘みがあり、ミネラルがバランス良く含まれていてとてもおいしいお水です。

おしゃれなサーバーデザインで有名なフレシャスでも、dewoのみ中硬水が飲めます。
フレシャスでは3種類のお水が選べて、その中の「朝霧高原」が硬度85mg/Lで硬度が高めです。

おしゃれなサーバーがよくて、中硬水が飲みたい方はフレシャスのdewoがおすすめです。

硬水が身体に負担がかかるかどうかは、それぞれの体調や状況によるところが大きそうですね。上手に飲めれば、かえって身体にとってプラス要素になる部分も多いと思います。

興味のある方は、軟水との使い分けをぜひ模索してみてください。